断熱材 | 素材・工法 | メリット | デメリット |
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セルローズファイバー | 素材:新聞紙、ホウ酸 工法:現場重鎮方法(乾式) 工法:現場吹き込み方式(湿式) |
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軟質ウレタンフォーム (ノンフロン発砲系) |
素材:水、ウレタン 工法:現場発泡吹き付け方法 |
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硬質ウレタンフォーム (ノンフロン発砲系) |
素材:水、ウレタン 工法:現場発泡吹き付け方法 |
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ロックウール | 素材:鉱物繊維(人工) 工法:外張り方式(吹き付けも可能) |
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グラスウール | 素材:ガラス繊維(綿状) 工法:外張り方式 |
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断熱 ✕ 気密 |
遮音 | 吸音 | 調湿 | 防水 | 防錆 | 防虫 | 防 カビ |
安全性能(築後) | |
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セールローズ ファイバー |
◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | |
ウレタン フォーム |
◎ | ◎ | ◯ | ※火災時燃焼の恐れ | |||||
ロックウォール | △ | ◯ | ◯ | ※接着剤がホルムアルデビドを作成 | |||||
グラスウール | △ | ◯ | ◯ | ◎ | ※接着剤がホルムアルデビドを作成 |
セルローズファイバー以外の断熱材は、防虫効果がないためシロアリの構造材への侵入及び繁殖を許します。
日本ではあまりなじみのないセルローズファイバー断熱材ですが、アメリカでは何とシェアNo.1の断熱材なのです。
断熱性能もさることながら、優れた防音性を備えたセルローズファイバー断熱材は空港付近の住宅には必ずと言っていいほど使用されています。訴訟大国としても知られるアメリカでシェアを勝ち取っているということは、信頼性のおける断熱材と言えます。また、ドイツなどのヨーロッパ諸国にもコストパフォーマンスの高い断熱材として評価をされています。
ヨーロッパ諸国は日本よりも厳しいエコロジー基準などがあることで有名ですので、そこで評価されるセルローズファイバーは世界基準の断熱材ということが言えます。
そして、アメリカとヨーロッパの家づくりに関して言えることは、日本の住宅寿命よりも2倍以上長いということです。日本の家の寿命が25年程度なのに対し、アメリカ55年、ヨーロッパのイギリスにいたっては77年もの長寿命な家づくりを行っています。その国々に使われている断熱材、セルローズファイバーは長寿命住宅の役割を担う要かもしれません。